「あー。やっと終わった。」
「よし、部活頑張るぞ!」
「良い点数が取れた!」
「あまり良い点数が取れなかった…」
テスト後にそんなことしか考えていないと、次に繋がりません。
大切なのはテスト後の解き直し…と言われることもありますが、それは入試対策における模擬試験の場合です。定期試験において、テスト後にやる最も重要なことは『分析』です。学校の先生はどのような問題を出してきたのか。ワーク、プリント、ノート、授業中の話、どこからたくさん問題が出されたのか。自分の対策が不十分だったところはどこか。次のテストに向けて、どのように準備をしていくか。テスト後は、そんな『分析』を実施してほしいです。実際に、高得点を取ってくる生徒たちは、「〇〇先生はこういう問題を出してきます。」「授業中に、ここから出すって言ってました。」など、定期試験に関しての情報をたくさん持っています。もちろん解き直しも重要ですが、学校の定期試験で扱われる問題が全て入試に出るわけではないため、全てを解き直す必要はありません。(解けなくてもよいというわけではありませんよ!) しっかりと分析をして、次のテストの点数に繋げましょう。
そして、親が最もやってはいけないことが『テストの点数が悪かったから叱る』ということです。子どもは”テストが返ってきた日”には悪いことはしていません。勉強を怠るという悪いことをしていたのはテスト前です。悪いことをしていない時に叱られるので、反発や文句が出ますし、それによるプラスが1つもありません。そうはいっても、親子間で冷静に分析をするということは難しいのが実情だと思います。だからこそ、塾で分析をし、反省をさせ、次に繋げることが重要です。
今回のテストの点数が悪かったからといって取り返しのつかない重大なことは起きません。(2学期中間なので中3は別です。) テストの点数が”悪いまま”にしておくことが、後に大惨事に繋がりかねないのです。それは社会に出てからも同じです。失敗から学び、改善をしなければならないからです。テスト後の過ごし方を正しいものにしていきましょう。
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