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執筆者の写真小沢良平

受験直前

※都立は学力検査のため『受検』、私立高校は試験を受けるため『受験』ですが、ごちゃごちゃするので、『受験』と表記します。


もうすぐ2月。私立単願の人は進学先が決まっているでしょう。おめでとうございます。これから受験を向かえる人を遊びに誘うなど、邪魔をしない様にしてほしいと思います。学年末テストに向けて、高校進学に向けて、勉強をしましょう。


さて、これから受験を向かえる人。準備は万端ですか?今、何をしていますか?都立入試の休み時間が30分になりましたが、何をするか考えていますか?やるべきことは人によって違います。模試の判定がSの人とCの人では状況が違うのは当然です。最後の1日まで点数を上げるチャンスはあります。しっかりやり抜きましょう。以下、やるべきことをご紹介します。


①まずは過去問をやる。

これは当たり前ですね。しかし、やり方が重要です。都立志望の人は、自分の目標点を把握していますか?同じ高校でも内申点によって目標点は変わります。しっかり時間を計り、可能であれば5科目を入試と同じ時間帯でやってもらいたいです。受験会場に着いたところから考えると、約7時間かかります。体験したことがない人が多いと思うので、どのくらい長いのかを自宅ででも試しておく価値はあります。私立志望の人は、模擬試験で良い結果だとしても油断してはいけません。高校によって問題が違うため、過去問をしっかり解きましょう。高校によっては受験者平均点や合格者最低点を公表してくれているので参考にしましょう。


②解き直しをする。

これが最重要です。合格点までの解き直しをしましょう。カンで正解した問題を点数にカウントしてはいけません。4択問題やマークシート方式が増えているため、カンで当たることももちろんありますし、本番はカンで正解しても合格を勝ち取れるので良いですが、練習でカンの正解をカウントしていると合格率が下がります。実力で正解した点数から目標点に足りない点数分の解き直しをしましょう。


③解き直しは理社、英数、国の順番で。

人によって差はありますが、直前でも伸びるのは理社、英数、国の順です。教科書を持ち込んで良いと言われたら、点数が上がりそうな教科は何ですか?理社ですよね。つまり、『覚えれば点数が取れる』という教科が理社です。(理社が得意ですでに高得点が取れている人は除きます)国語は、その年に出た文章を深く読み込んでも同じ文章は出ないため、漢字の確認や、『絶対あっていると思ったのに間違っていた』という問題の確認だけで済ませましょう。国語以外の科目に時間をかけた方が、点数が上がる可能性が高まります。


④新しい問題集は必要ない。

多くの問題を解くことは確かに重要ですが、解けない問題をそのままにしていると点数が上がりません。まずは手元にあるものを目標点まで完璧に解けるようにすることが最重要です。注意したいのは、100点が取れるまで完璧にする必要はないということです。特に数学でそれは無謀です。今持っている過去問、問題集で、解けなければならない問題が完璧に解けるようになったら、新しい問題集をやっても良いでしょう。


⑤入試直前は『確認』と『体調管理』。休み時間は『確認』or『リラックス』。

入試前日、最後の追い込みのため新しい問題集を買った。ボロボロだった。自信を無くした。…最悪です。入試本番の休み時間。「国語の□3の問1ってイだよね?」「俺もイ!」「俺ウにしちゃった」…意味がありません。直前の最重要課題は『体調管理』です。本番でしっかり力を出し切ることができなければなりません。また、新しいものに手を付けても効果は薄いです。暗記したはずの理社や漢字、単語・熟語などの確認をしましょう。本番の休み時間は、次の科目への切り替えが大切です。暗記事項の最終確認をするか、水分補給などしつつリラックスできると良いです。読書をする、ブドウ糖をとるなどしてもルール上問題ないので良いと思いますが、周りの視線が気になるタイプの人は避けましょう。なんだか悪いことをしている気がして緊張が増しては逆効果です。緊張でガチガチになり、体力を消耗するのは避けたいですね。


やるべきことをしっかりやり、当日のイメトレもして、力を出し切ってほしいと思います。

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